May 06, 2010

THE WRESLER5

写真
THE WRESLER
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク、エヴァン・レイチェル・ウッド、マリサ・トメイ( 日本風にいえば、マリサとメイ、もしくは、マリサ留井だなww …jokeです)
主題歌:ブルース・スプリングスティーン 「ザ・レスラー」
2008年/イギリス/95分
配給:日活
* 2010.5.2 DVDにて鑑賞 *

これは、10年前なら理解できなかったやろな…
素晴らしい作品でした!
ミッキーローク!やったね!

1980年代に一世を風靡した人気レスラー、ランディ"ザ・ジャム"ロビンソンの20年後…
今でも過酷なリングに上がっているが、少ないファイトマネーではトレーラーハウスの家賃も払えず、スーパーでアルバイトをしながら、髪を染め、身体をキープしている孤独な日々。
ある日、往年の名勝負と言われたジ・アヤトラー戦の20周年記念試合が決定する。メジャー団体への復帰チャンスと意気揚がるランディだったが、長年のステロイド剤使用が祟り心臓発作を起こし倒れてしまう。現役続行を断念したランディは、長年疎遠であった一人娘のステファニーとの関係を修復し、新しい人生を始める決意をするが…。

the wresler 1誰しも人は、必ず老いていく。
若く輝いていた全盛期を維持していくことは、歳を重ねるごとに難しくなる。
家族も失い、身体もボロボロ…補聴器や老眼鏡を必要としながらも、ただ自分の選んだレスラーという生き方に、真っ直ぐなランディ…
the wresler 2不器用で、ずたボロで冴えないんだけどね、でも!偽りや見栄やズルさもなく、自分に正直で素直な姿は、潔くてかっこいい。
スポーツ選手の殆どは、早くに引退してしまう。それは、体力の限界とかそれぞれ理由があると思うし、妻の立場で考えたら安定を望んで当然だ。でも、ランディのレスラーへの魅力は衰える事なく、自分の生きる道を全うする。ランディとはスタイルが違うけど、サッカーの三浦知良や、ボクシングの辰吉丈一郎…彼らも今なお闘い続けてる。
…これってまさに、男の美学ではないか?

写真ポールダンサーのキャシディことパムもまた、客から年齢をバカにされながらも、ストリップやラップダンスで、一人息子を育てていた。
見て見て!この艶めかしいボディ!(´∀`*)キャー♪

彼女もまた、闘っている

ランディは時折キャシディのいるバーにやって来て、自分の病気の事や娘とのことを彼女に相談していた。キャシディも初めは、客であるランディに一線を引きながらも、次第に心が揺らいでいく。
写真これは私の勝手な妄想だけどね、
彼女は息子を1人で立派に育てる為に、物凄い決意と努力をしてきたのね。「もう男なんかいらない!」って、少しでも給料のいいポールダンサーの仕事をそれこそ身体を張ってやってきたわけ。
そこでランディと出逢って、それでも客の一人と親密になるわけにはいかない…所詮男なんて…って葛藤があって…

男は自分の生きる道に命をかけ、女は子供の為に命をかける。

まさに、酸いも甘いも知ってる大人のストーリーだな。

ミッキーローク自身もハリウッドの天と地を味わった俳優で、キャシディを演じたマリサ・トメイも、ミッキーロークと同様、1980年代にアカデミー女優となりながら、その後は一発屋などいわれた女優だそう…
どちらも、見事にランディとキャシディを演じきった俳優としての底力は、まさに努力のたまものだろう。

「 感動して涙が〜」みたいな感情は安っぽくて子供っぽい。
「勝ち組」だの「負け組」だのを言いたがるヤカラには、理解できないかもしれない。

退屈でリアルな日常をおくりながらも、自分のすべきことに真っすぐ向かう姿こそ、尊くて、生きてる証なんじゃないかなって…

製作会社に反対され、製作費も削られ、最初わずか4館でしか上映されなくても...
「主演はミッキー・ローク」って譲らなかったアロノフスキー監督、56歳という年齢で他に出演した数々の現役プロレスラー達とまったく遜色ない肉体を作り上げ、見事な演技で復活したミッキー・ローク。エンディングを飾ったブルース・スプリングスティーンの曲。
男の美学、男の生き様を描いた映画。
世界中で54もの映画賞を受賞したのも納得できます。
この映画を観たら、二度と猫パンチの試合を馬鹿にする事はできないでしょう..。(笑)
http://kanegaetakanori.com/こちら、かなりまとめて分かりやすい感想なので、引用させていただきました。
(^人^)thanksデス



harrylove at 23:00│TrackBack(0)clip!MOVIE | 映画・ら行

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