August 16, 2007

アラキメンタリ5

この作品・・・随分前にOTTOが観にいった後セルDVDゲットして、散々話は聞いていたけど観るチャンスがなくて、お盆休みにやっとこさ・・・

観ました(*´∀`)

アラキメンタリ


★story★
天才写真家“アラーキー”こと荒木経惟にスポットを当てたドキュメンタリー。「人妻エロス」をライフワークとするアラーキーに密着し、彼が生み出した作品を紹介すると共に、北野武や歌手・ビョークらのインタビューで構成されている。
詳細こちら

天才とはまさに彼の事ではないか・・。
作品での表現だけには留まらない、生き様がまさに作品になるのが私は『天才』だと思うから。
一言で言えば、彼はパワフル。
彼の撮る写真は、大胆で繊細で、汚いのに美しい、嫌悪感があるのに惹かれてしまう・・・・

あのパワーは一体どこからくるのかといえばまさに「天才だから・・」と抽象的な表現が一番なんじゃないかと思う。

この作品は、外国人監督が録った天才アラーキーのドキュメンタリーで、彼を良く知る写真家の森山大道や、彼の作品を絶賛するビョークや、北野武、モデルの女性達がインタビューで、アラーキーを語るものだ。

劇中に出てくるアラーキーは、常に全力で喋り、動き、シャッターを押す。


インタビュー


俗物的なイメージを持つ方も多い彼を天才だと言い張る理由をうまく伝えられる自信が無いので色々調べてみた。

荒木経惟・公式HP

荒木経惟は、世界で最も知られる現代日本を代表する写真家です。1960年代から現在まで、常に時代を挑発し続け、時代の最先端を走り続けてきました。これまでに350冊以上の写真集・著作を発表し、毎年、国内外で個展を開催、多方面に大きな影響を与えています。
1940年に東京の下町、三ノ輪に生まれ育った荒木は、40年以上にわたり、“東京”という街、人々、時代を撮り続けてきました。 東京人生より

「アラーキー」こと荒木経惟氏が67歳の誕生日を記念して先月発行した写真集「6×7(ロクナナ)反撃」(アートン)の巻頭に登場する難病の筋ジストロフィー患者がいる。東京都府中市在住の森山風歩(かざほ)さん(26)。自ら被写体になることを志願した。「ヌード写真を撮られることで、障害者の性をタブー視する社会や、自身のコンプレックスを乗り越えたい」。風歩さんの“自己表現”が共感を呼んでいる。タブーと障害 ヌードで吹っ飛ばせ


まだ日本が閉鎖的な頃から、世の中のタブーをさらけ出してきて、様々なバッシングを受けながらも彼のスタイルは変わる事無く突っ走ってる。

ここで、凄くわかりやすい記事を発見した。

「センチメンタルな旅・冬の旅」論争
「センチメンタルな旅・冬の旅」出版に合わせて、荒木と篠山紀信が対談を行い、新潮社の雑誌「波」(1991年2月発行)に掲載された。この中で、妻の死に顔を写真に撮り、それを発表した行為が篠山紀信にとって許すことができず、その後しばらくのあいだ絶交状態が続いた。
荒木をはじめ、島尾伸三(潮田登久子)、上田義彦(桐島かれん)、藤代冥砂(田辺あゆみ)、ハリー・キャラハンなど多くの写真家がその妻との生活の写真を発表する一方で、篠山はその妻である南沙織の写真を発表していない(括弧内はそれぞれの妻)。篠山にとって、日常生活そのものを発表するということが納得出来ないだけでなく、妻の死さえ商品にしてしまうということに腹を立てたのかもしれない。
荒木、篠山の写真に対する考え方の違いがこの論争を生んだ。
荒木経惟『ウィキペディア(Wikipedia)』より


アラキ語の一つに「私情」というものがある。 写真集「写真私情主義」などで使用。あくまで写真とはプライベートなものである、という彼の意思表示である。

家の中で、夜の街で、歩きながら、車に乗りながら、アラーキーは必ずカメラを身につけて、日々生活の中で見たもの、感じたことをそのまま写真に収めていく。
その中にはもちろん風景も奥さんも愛猫も飲み屋のおねーちゃんも子供も、同じ彼の目線で。朝起きてから寝るまで・・アラーキーが感じたことが作品となり、それがまとまると写真集になる。

篠山紀信は素晴らしい写真家だ。でも、写真をライフワークにするという意味合いがアラーキーとは違う。
篠山紀信の作品は『創りあげるもの』なんだと思う。
撮るものを観察し、プランを練って、被写体をより良く見せる為に(いろんな意味で)「作品」を創るのだ。その中には自分のプライベートなんて興味ないんだろうし、自分の大切な部分を見せる必要は全く無い。


でも私は天才アラーキーに憧れる。
あのゆるぎないパワー、体力、精神力、これがオレなんだもん♪と全身で表現してる生き様はカッコよすぎる。

・・・・かといって・・・・
万が一・・・万が一ね!
荒木経惟と篠山紀信から、私に撮影のオファーが来たら、撮って欲しいのは・・

篠山紀信ですがね(*´∀`)アハッ




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結婚後の夜の生活に満足しない、そんな女性が数多くいることをご存知ですか? この傾向は、実は、経済的に恵まれ、何不自由ない生活をしている20代の奥様に多いのです。ご主人が多忙だとか、年齢が離れすぎているとか、理由はさまざまですが、半年や1年以上あっちの方...
2. 映画「アラキメンタリ」  [ おそらく見聞録 ]   September 11, 2009 19:41
監督:トラヴィス・クローゼ(おそらくフツーの人) 出演:荒木経惟 北野武(映画の箔づけ程度のインタビュー) 出演:ビョーク(映画の箔づけ程度のインタビュー)森山大道   写真家・荒木経惟の素顔を追うドキュメンタリー。 アラーキーマニアを自認するアメリカ...

この記事へのコメント

8. Posted by HARRY   August 19, 2007 08:06
5 店主さん>
それは『センチメンタルな旅』シリーズでしたっけ?
その作品を発表したことで、彼の芸術性が認知されたということですが・・なんとも切ないですね。

自分の人生の全てを作品として魅せる・・・

やっぱ天才にしか出来ないことですよね・・・

7. Posted by やんわり店主   August 17, 2007 15:36
5 |・ω・´)ノシ HARRYサンこんちは♪


アラーキーの奥様の闘病生活から死までを作品にした写真集は泣けるんですよ

写真とアラーキーのその時の気持ちを書いてるんですが泣けます

泣ける写真集としても有名ですよね

6. Posted by HARRY   August 17, 2007 14:16
5 shige★さん>
私らしい?皮肉ってワケじゃないんですよ。

アラーキーだと、私の内面のヤナ部分まで映し出されそうな気がするんですよね・・
ま、そんなチャンスもないでしょうがね
(*´▽`*)はははは〜

私も猫の写真は大好きなんです。
やっぱ、オッペケペ〜なヌードより、風景や花や猫や服を着た人の方がいいですね。




5. Posted by HARRY   August 17, 2007 14:11
5 HENRY>
いっつもゴメンネ・・ケータイからなのに見にくい画像や映像貼っつけてるのに、見に来てくれて・・
感謝してます<(_ _)>

やっぱヘンリーも篠山紀信?
アラーキーの人柄もいいし、モデル志願する女性も多いみたいだけど、やっぱ今以上に美しく撮ってもらいたいよね(笑)

難病の彼女はホント可愛い人だったよ。
アイドルがちょっと車椅子に乗ってるみたいな雰囲気。
そうやね・・HENRYも今は冬の時期だね。
うだる暑さだけど・・・/(^◇^;)
4. Posted by HARRY   August 17, 2007 14:06
5 GEE−Q>
そんな感じかな・・・・?

でも写真に限らずね、引っ掛かりあったら熱くなっちゃうんよ・・
このブログでもかなり差が激しいねんけどね・・
・・・/(^◇^;)なはは
3. Posted by shige★   August 17, 2007 10:19
最後の一文がHARRYさんらしい♪
(b^-゜)

アラーキー氏のネコ写真が好きです♪
2. Posted by ヘンリー   August 17, 2007 02:46
5

うん、ヘンリーも篠山だ(笑)

難病の女の子、携帯から見たから小さくてよく見えなかったけど、カヮィィんじゃなぃ???

前向きに強く。ヘンリーも強くなりたいょ

1. Posted by GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T   August 16, 2007 23:02
芸術家で言えば…

篠山紀信は池田満寿夫だが、アラーキーは岡本太郎ってな感じ?……違うか(笑)

しかし、写真の話になると流石に熱っぽいね!(笑)