November 16, 2006

恐くておもろくて、バカげた魅力

!!!HAPPY HARRY HAPPY !!!:ゾンビ・キング - livedoor Blog（ブログ）#trackback

私が中学生の頃、小林克也の『ベストヒットＵＳＡ』で日本で初めて、Ｍジャクソンの゜スリラー゜のＰＶを見て、私はどれほど興奮したか！あんなに恐ろしいゾンビがマイケルの曲に合わせて踊り出したのだから！

スリラー

完璧な特殊メイクのＰＶを担当したのはジョン・ランディス監督。
彼の『狼男アメリカン』の特殊メイクはかなり話題になり、映画自体もホラー、コミカル、哀愁？色んな要素が含まれる名作だ。
そこでマイケルからのオファーがあったらしい。
そして何より、ジョン・ランディスは、マイベストムービー『ブルースブラザーズ』の監督でもある！

狼男アメリカン

ブルース・ブラザース ― コレクターズ・エディション

笑い、恐怖とは表裏一体となる感情だ。

映画やエンタテイメントの世界で、
恨みの一念で人を刺す恐怖と、異常者が笑いながら人を刺す恐怖は全く違う。
同じ刺す行為であっても、恨みによって、目的を達成させる『使命』と、その行為事態を楽しむ『快楽』があるからだ。

『楽しいから』という理由だけで、いとも簡単に他人を傷つける事は、人間には基本的モラルにはないから、なぜそんな恐ろしい事を？という恐怖が重なる。

でも私はなぜかそこに惹かれる。
自分が楽しいからといってなんでも出来ないから、それをする為の試行錯誤が必要だからだ。それがいかに、愚かでばかばかしい事でも、自分の信念と意思を貫くだけのエネルギーを使うことが素晴しいと思うから。

映画ゾンビキングは、プロレスとゾンビが好きな製作者が、見事にそれを合体させたとてつもなくおバカな名作だ。

でも、やっぱゾンビはこうでなくちゃね.....